咀嚼が不十分になるために、胃腸障害や栄養障害を起こしやすくなります。著しく免疫力の低下した人では、歯周病の細菌自体が血液中に侵入して、菌血症や敗血症になり、心内膜炎を起こすリスクが高くなります。 また、腎臓に感染して腎炎を起こしたり、お年寄りや食べる機能に障害のある人が眠っている間に唾液を誤飲してしまい、唾液の中に含まれるお口の中の細菌によって肺炎を引き起こしてしまうこともあります。 さらに糖尿病の患者さんは、歯周病にかかると、重症になりやすいことが知られています。 その患者さんの歯周病治療をすると、血糖コントロールの改善に寄与することが報告されています。 その他、歯周病と低体重児出産、冠状動脈疾患などとの関係も示唆されています。
治療の必要はないが注意を要する初期のむし歯です。予防対策していると元に戻ることがあります。
はい。継続摂取しているとむし歯になりにくくなります。但し、毎日の歯磨きは必要です。従来から実施されている予防対策に追加して使用すると効果的です。
お口の中を拝見しないと正確にはわかりません。むし歯の場合とそうでない場合があるので、一度、歯科医師会会員の医院で診察してもらうことをお勧めします。
むし歯は、ミュータンス菌が出す酸によって歯が溶かされることで発生しますが、このミュータンス菌は、生まれたばかりの赤ちゃんのお口には存在しません。母親などからの口移しの食事、同じ箸やスプーンからうつるとされています。 従って、食事の与え方に気をつけることが子供のむし歯予防につながります。
むし歯や歯周病は初期段階での自覚症状はほとんどありません。ある程度進行して初めて症状を確認することができます。自覚症状のないうちに定期的に健診することが早期発見・早期治療につながり、ひいては治療期間の短縮・治療費の節約になります。
奥歯の溝と、歯と歯の間は、特にむし歯になりやすい場所なので丹念に磨いてください。
食事の与え方などに注意し、ミュータンス菌の感染を防ぐ。 甘いものを与えっぱなしにしない。 食後と就寝前の歯磨きを習慣付ける。 フッ素入りの歯磨剤などを使用する。